2024年12月20日(金) 16:20--17:50
理学研究棟 2階 201室
橋本 要 氏 (文教大学/OCAMI)
四元数対称空間に付随するR空間と全複素部分多様体
アブストラクト
リーマン多様体の幾何構造に付随した極小部分多様体の特殊幾何学の研究は興味深い.四元数ケーラー多様体の全複素部分多様体もまたその一つであり,特に,四元数射影空間の第2基本形式平行な最大次元の全複素部分多様体は塚田和美氏により表現論的手法によって分類がおこなわれている.本講演では,四元数対称空間との対応を考えることによりこの全複素部分多様体の幾何学的証明・幾何的特徴および,その四元数対称空間の仕組みを使った,全複素部分多様体に射影されるR空間の分類について紹介する.また,それらに対応する等質極小ラグランジュ部分多様体や運動量写像との関係についても述べたい.本講演の内容はJong Taek Cho氏(全南大学),大仁田義裕氏(早稲田大学・OCAMI)との共同研究に基づく.
横国大幾何トポロジーセミナー
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