2019年10月11日(金) 16:30--18:00
環境情報1号棟 3階 314室
服部 広大 氏 (慶應義塾大学)
幾何学的量子化と測度付きグロモフ・ハウスドルフ収束について
アブストラクト
シンプレクティック多様体とその上の前量子化束の組に対して
シンプレクティック形式と整合する複素構造の1パラメーター族に対する正則切断の1パラメーター族を考える。
複素構造に対応するケーラー偏極の族が、ラグランジュファイブレーションに対応する実偏極に収束するとき、
正則切断の族はボーア・ゾンマーフェルトファイバーに局所化するという現象が、
トーリック多様体などのいくつかの例で観測されている。
本講演では、測度距離空間の収束の観点からボーア・ゾンマーフェルトファイバーへの局所化を記述できることを
ファイバーが非特異な場合に説明する。
横国大幾何学セミナー
Home